相談の状況
小さい頃から落ち着きがなく、親と手をつなぐことが苦手で道に飛び出して車にはねられてしまうこともありました。
小学校では先生の言うことが理解できず、授業の内容もわかりませんでした。
交友関係も限られた人だけになり、普通学級と特別学級を行き来している状態でした。
母親に連れられ病院を受診し、注意欠陥多動障害と診断を受け投薬治療を始めました。
行動は改善の傾向にありましたが、授業の内容は理解できず、外を見たり、絵を描いたりして過ごしていました。
進学するにつれて、周囲の目が気になり授業中はなんとか座っているようにしていましたが、学校のルールを理解して行動することが出来ませんでした。
年齢が上がりアルバイトにも挑戦しましたが、タイムカードの打刻や日報の忘れが多くあり、会社の備品の紛失やミスの繰り返しで何度も注意を受けていました。
記憶力も低く、単純作業の繰り返しも難しい状態でした。
周囲の協力を得ながら仕事を続けていましたが、指示通りに行動することができず、常時怒られている環境と、協力してくれた方の退職などが続き人間関係も難しくなり、転職を繰り返していました。
現在は在宅でできる単発の仕事を体調が良い時のみしていますが、人との直接的な接触を避け、家から出ることが難しく、日常の買い物などもサポートがないと難しい状態でした。
障害年金のことをネットで知り、受給の可能性があるか弊社にご連絡いただきました。
申請までのサポート
幼少期から同じ病院に通院されていたので、書類作成の依頼はスムーズでした。
物事を覚えていることが難しいため、相談者様に依頼した事は完了するまで何度も連絡を取りサポートしました。
ヒアリングは時間をかけて行うことで、過去を少しずつ思い出していただき書類を完成させることが出来ました。
結果
書類提出後約3ヶ月で障害基礎年金2級の受給が決定しました。